俳句

俳句

重しを忘れるべからず

毛布振り廻しつづけて愉快なり  波多野爽波逗留もこの隙間風次第とす炬燵寝の蓬髪にして世に立つと爽波の句は、それこそ「愉快」。俳句に格調の高さを求める向きにはちょっとふざけた散文のように見えるだろう。(現に昔の私はそうおもっていた)ただ、自在...
俳句

考える時間があるならば

俳句の実作者で、ブルーオーシャンとか、ポジショニングとか、作風とか、まるでマーケティングのように自作についていろいろ考えるのが好きなひとがいる。もちろんそれはそれでいいと思うけど、戦略ありきで作品をつくるというのはなかなか窮屈なものだし、俳...
俳句

存問とはなんぞ

実のところ、俳句は「挨拶」だ、「存問」だという話がいまだによくわからない。句作を通して、ひとに挨拶し、自然に呼びかけるということかとおもいますが、どうもそういう調子でつくったことがない。どちらかというと観察者なのですね。一歩下がって眺めてい...
俳句

俳句年鑑

角川の「俳句年鑑」に載るとすなおにうれしい。一年がんばったなという気になります。「年代別2025年の収穫」で小林貴子さんに選んでいただいたのは次の二句。かまきりの肘をそろへて鎌ひらく  小たか全身に青蔦纏ひまだ育つじぶんのことはじぶんではよ...
くらし

ブルーオーシャンを探さない

たとえば私は俳人だから俳句でいうと、作品をつくるうえで、かんがえすぎの人がいる。なにをかんがえているかというと、①ブルーオーシャン探し②作品そのもの①に関しては、あれこれ読んで分析して、まだ誰もやったことがない作風(ゴール像)を探す。それが...