人は選択肢をあたえられると
それ以外の可能性を忘れて、
その選択肢から選びたくなる。
これが生成AIを使うときのむずかしいところです。
生成AIはコピーライティングが上手い。
(なかでもChatGPTがたぶんいちばん器用)
25年以上、コンセプトとかコピーとかやってる
私よりも上手いとおもう。
でも、こういうこともよくある。
リード文とかちょっと長めの文章をあげてもらう。
訂正指示をくりかえして、くりかえして……
挙句われわれ自身が、何が正解かわからなくなる。
リード文じゃなくても、
キャッチコピーとかコンセプトとか、
短い文章でも同じことは起こります。
生成AIの示す答えに従いながらつぎへつぎへと進むと、
いつのまにか迷子になるのですね。
しかし、これはたぶん生成AIのせいではない。
使い手のほうにくっきりとした完成形・ゴール像が
ないために起こる落し穴である。
しかし、しかし、
なかなか手ごわいのが生成AIというもので、
たとえ完成形が頭のなかにあっても
AIの出す選択肢や答に沿っているうちに
やっぱりわからなくなってくる。
途方にくれる。
そこで、
AIを駆使するのとなんだか逆のような話になるけれど、
完成形・ゴール像・こんな仕上がりみたいなものを
あらかじめノートに手書きしておくのがいい。
わからなくなったとき、
AIがあげてくれた最初の文章にもどるのもいいけれど、
ノートに書いたゴール像にもどるほうが
より正しくスタート地点に帰れる。
つまり、やりなおせる。
ディレクションとは、
最初に決めたことを見失わないこと。
そんなことをふと思い出したり。

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