目を合わさない

会話は相手の目を見てせよ、という教えは本当なのだろうか?

私はしごと柄、よくインタビューをする。どこどこの社長とか、文化人とか。

インタビューというのはライブと同じで、
一発勝負。やり直しが効かない。
なので一言も聞き漏らしてはいけないのである。

ところが、相手の目をじーっと見ながら聞くと、
一向に話が入ってこないのですね。
もちろん耳には入るけど、頭までとどかない。

思うに、
脳みその容量のほとんどが「目」に食われていて、
「耳」に使える容量がほぼない状態になるのじゃないか。

同時にあれこれこなす人がスマートみたいに言われるけど、
そのときそのとき、
人はひとつのことしかできないはずだと私は思う。

だからインタビューのときは、
適度に相手と目を合わす機会をつくりながら、
基本的には手元の質問表かなにかを見ながら聞くのがいい。

これも実のところ質問表を見ているわけではなく、
ただ下をむいて目を休ませ、
耳だけが働くように仕向けているのですね。

もちろん、
相手の表情の微妙な変化を読み取りながらお話を聞くべき、
というのもひとつの考えかもしれないけれど、
ふつう、ひとはそんなに器用じゃない。

やるべきこと(インタビューなら、話を聞く)に対し、
よりシンプルに単純に脳みそを使ったほうが
きっと出来はよくなると思う。



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