真逆の本心

一体に、ひとと関わりたくないひとは、
眼鏡やマスク、前髪などで顔を鎧う。

ところが知人を見ていると
そんな、人と付き合うことが苦手そうなひとほど、
人のなかへ入ってゆく。
いろんな集まりやイベントに顔を出す。
なんならじぶんで主催する。

あれがちょっと不思議な気もしていましたが、
聞くところ
苦手なのに人との関わりの中へ入っていくのは、
嫌々に勝る偶然の出会いがあるからだそうです。

思わぬつながりができる。
思わぬ個性と出会う。
思わぬことばと出会う。

その出会いからとんとん拍子になにかが始まり、
自分が思ってもみなかった道がひらく。

そうした経験を一度でも味わうと
やめられなくなるらしいのですね。
もっともっと、となる。

人と関わりたくない。関わりたい。
どちらも本心。
そんな真逆の本心がいりまじったまま、
今日も、明日も、
偶然の出会いを求めて
家を出る。

にんげんとは不思議な生きもの。
一方で、わたしじしん
最近、知らないひとと会う場に
じぶんを鼓舞して出かけているので、
その気持、ちょっとわかる。

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